均衡型相互転座保因者の貴方へ すでに貴方は、病院等で説明を受けていると思います。しかしより詳しく知りたい、説明が良く分からなかった、不安で仕方がない、などという理由からこのサイトをご覧になっているのだと考えます。 染色体の一部が入れ替わっているという説明も受けたかと思いますが、均衡型という名が付いていることからも分かるように、遺伝子の量は、正常です。単に場所が入れ替わっているだけなので、あなた自身には、何の症状もありません。ですから、これは病気ではありません。 問題なのは、子供を持たれる場合に、流産が増えたり、染色体異常をもつお子さんが生まれる可能性が普通より高くなるといわれていることです。しかし150人に一人は、何らかの染色体異常をもって生まれてきますので、その可能性が140人に1人の可能性に上がったとしても、あまり心配はされないのではないでしょうか。逆に2人に1人の可能性になるといわれれば心配される方が多いと思います。 では、貴方がお子さんを持たれた場合に、何人に一人の可能性で染色体異常を持つのでしょうか?この質問を医療機関や遺伝カウンセリング施設ですると、たいていの場合5%あるいは10%前後(10人に1人)と説明されるはずです。しかしこれは、平均値であって、あなた自身には当てはまらないかもしれません。もしかすると、ほとんどその可能性はないこともありますし、もっと高い可能性の場合もあることが、染色体の専門家には知られています。染色体は46本あり、そのうちどの染色体のどこの部分で入れ替わりが起こっているのかによって染色体異常をもつお子さんが生まれてくる可能性を推定する方法がいくつか存在します。 では、具体的に、どこにいけば、推定してくれるのかということですが、残念ながら、今まで日本にはほとんど無かったのが、現状です。またあったとしても遠方であるなど、不便なのは確かでした。また、推定法はやや専門的で、貴方自身で行うのは、無理があるかもしれません。 そこで、当サイトでは、推定法に付きできるだけ詳しく、専門化向けに情報を発信しています。まずお近くの遺伝カウンセリング施設を、探されこのサイトの存在を事前に伝えていただければ、推定してくれるかもしれません。ただ、著作権の問題などから、いくつかの専門書やあるサイトのアクセスためのアカウントを取得する必要がありますので、お急ぎの場合、私どもに推定をお近くの遺伝カウンセリング施設を通してご依頼いただければできるだけお答えしたいと考えております。申し訳ありませんが、直接のご依頼にはお答えしない方針をとっておりますので、ご理解ください。 |